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投資を始める前に、まず設計から始める理由

ほたる
公開日:
約13分

どうも、ほたるです。

投資を始めようと思ったとき、あなたは何から始めますか?

多くの人は「投資するんだから、投資の勉強では?」と考えるのではないでしょうか。

本を読んだり、ネットで検索したり、動画を見たり。

実際、私も最初はそうでした。

ただ、ここで一つ、伝えたいことがあります。 それは投資を始める前に、やることがある。 ということです。

それが「家計の設計」です。

今回は、なぜ投資の前に設計なのか。

順番を間違えるとどうなるのかについて、私の考えを共有したいと思います。

順番を間違えると、こうなる

まず、順番を間違えると何が起きるのか。

典型的なパターンはこうです。

  1. 投資の勉強を始めて、何となく投資を始める
  2. でも家計は不安定なまま。生活防衛資金もない
  3. 相場が下がって含み損(=持っている株などの価格が買った時より下がっている状態)が出る
  4. 生活に余裕がないから、焦って損切り(=損失が出ている状態で売却すること)する
  5. 「投資は自分には向いていない」とやめてしまう
投資の勉強 → 家計不安定のまま投資 → 含み損 → 焦って損切り → 投資をやめる

これは、投資そのものが悪いのではなく、取り組む順番が悪かっただけです。

家計が不安定なまま投資をすると、判断が「生活のため」に引っ張られやすいです。

相場が下がった時に、じっと耐えられずに売ってしまったり、長期的に考えたいのに、短期的な生活の都合で動かざるを得なくなる場合があります。

現実的には、悲観することばかりではありません。

別にそこまでやらなくても、投資で成功している人もいると思います。

ですが、投資成績には大きな振れ幅があるので、基本的に堅実的に進めることを推奨したいという考えを持っています。

投資を始める前に、土台を整えておけば、投資を続けやすいです。

その基礎固めと思ってくだされば幸いです。

投資は「余裕資金」でするもの

投資に回していいのは、生活に必要なお金ではありません。

  • 生活費
  • 生活防衛資金(前回の記事でお話しした、いざという時のための資金)
  • 数年以内に使う予定のお金

これらを除いた、いわゆる余裕資金(=生活に影響が出ない範囲で、投資に回せるお金)だけが、投資に回していいお金です。

収入の配分イメージ
収入 毎月の総額
  • 生活費 50%
  • 生活防衛資金 30%
  • 数年以内に使うお金 10%
  • 余裕資金(投資) 10%
※一例です。割合は人によって異なります

投資に回せるのは、この一番外側の「余裕資金」だけです。

法律で規制されているわけではないので、余裕資金じゃなくても投資自体は可能です。

ですが、元手が余裕資金ではない投資は継続性や安定性に欠けます。

資金管理が圧倒的に難しくなるからです。

プロの投資家や、投資ファンドでさえも、資金管理ができずに破綻してしまった事例はたくさんあります。

個人ならなおさらでしょう。

そして、この余裕資金を作るのが、家計設計の仕事です。

先取り貯蓄(=給料が入った瞬間に、貯蓄分を別口座へ移す方法)で種銭(=投資に回す元手)を作り、生活防衛資金を確保して、初めて投資に回せるお金が生まれます。

先取り貯蓄 → 生活防衛資金の確保 → 余裕資金ができる

私の場合も、この順番でやってきました。

収入の最低4分の1(25%)を先取りで貯めるという閾値を決めて(本多静六の「4分の1天引き貯金法」の考えを踏襲)、結果として生活防衛資金は3年以上分になりました。

収入が多いわけではないので、金額ではなく率で決めるのが合っていました。率なら収入が変わってもブレません。

この土台ができてから、初めて投資に回せる余裕が生まれました。

このあたりの具体的な設計方法は、以前の記事で詳しく書いていますので、そちらも参考にしてみてください。

設計の順番:①家計の把握 → ②生活防衛資金 → ③投資

では、具体的な順番を整理します。

順番内容
① 家計の把握自分が月にいくら使っているかを現実的に把握する
② 生活防衛資金何ヶ月分かを決めて、確保する
③ 投資余裕資金で、ゆっくり始める
①家計の把握 → ②生活防衛資金 → ③投資

この順番が、結局一番の近道だと思っています。

①の「家計の把握」と②の「生活防衛資金」は、前回の記事で詳しく書きました。

まずは自分の現実を見て、基準を自分の言葉で決めるところから始まります。

そして③の投資は、①②が整ってから。

順番を守るだけで、投資の成功率はかなり変わってくるはずです。

知識が増えても、元手がなければ始まらない

ここからは、少し耳の痛い話になります。

どれだけ投資の本を読んでも、どれだけ勉強しても、元手(種銭)がなければ投資は始まりません。

投資の世界は、キラキラした話題にあふれています。

「この株が上がる」「この制度を使えばお得」という情報が毎日流れてきます。

ですが、その情報を活かすには、まず投資に回せるお金が手元にあることが前提です。

私は、この「前提」の部分がすっぽり抜けたまま、知識ばかり増やしている人が結構いるのではないかと思っています。

知識を仕入れ続けることは、実は「行動しない言い訳」になりがちです。

勉強している間は、ちゃんと投資に向き合っている気がする。

でも、家計は不安定なまま。

そんな状態が続くなら、一度立ち止まって、設計から始める方がよほど建設的です。

「分かっているけどやっていない」ことから手をつけると、案外捗ります。

📚 やりがちなこと 🏗️ 本来やるべきこと
投資の本を読む 家計を把握する
動画で勉強する 生活防衛資金を貯める
情報を集める 余裕資金を作る

投資の知識を増やす前に、まずは家計の設計という「分かっているけどやっていない」ことを、一つずつ片付けていくのがいいのかなと思います。

💡 キーインサイト

投資の知識は、元手と土台が整ってから効いてくる。知識ばかり増やすのは「行動しない言い訳」になりがち。

まとめ

今日お伝えしたかったことを整理すると、こうなります。

  • 投資の前に、家計の設計を整える
  • 順番は①家計の把握 → ②生活防衛資金 → ③投資
  • 投資に回していいのは余裕資金だけ
  • 知識が増えても、元手がなければ始まらない

投資は、人生を豊かにする手段の一つだと思っています。ただ、その前に整えるべき土台があります。

投資を始める前に、まず設計から。この順番を守って、一緒にゆっくり進んでいきましょう。

まあ、そんな感じで、投資を始める前に設計を整えていけるといいなぁという話でした。

(この記事は、生活防衛資金シリーズの2本目です。次回からは「貯める」ための具体的な方法について書いていきます)

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